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減損会計(理論)

減損会計
05 /30 2012
よく問われる論点で有名ですが、

『なぜ減損は戻入れをしないのか?』

これについて語ります。

では

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〈減損会計〉

『なぜ減損は戻入れをしないのか?』

単純に覚えることは2つで

①減損がほぼ確実になった場合に限って減損を測定しているから。
②戻入れは事務的負担が大きいから

この2つです。

①のことを難しい言葉で『蓋然性(がいぜんせい)基準』といいます。

蓋然性とは可能性のことです。

計算でもおなじみですが、まずは

兆候がないか調べて、あったら
割引前将来キャッシュフローと比較するじゃないですか、
それで、減損の測定をしますよね。


二段階も確認してるじゃないですか

なので、ほぼ(相当程度)可能性が高い時と言っています

そこまでして、減損が回復するなんてほぼあり得ないと考えて、
戻入れがないんですね。

因みに、国際会計基準は兆候があれば減損を測定します。

これを『経済性基準』といいます。

兆候だけで測定するため、減損しない場合があります。
なので、戻入れも当然行われます。


米国会計基準では日本と同じ『蓋然性基準』です。


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以上です。

電車で、40分移動だったので簡単な理論をまとめてみました。

復習を兼ねてです。

また理論は暇なときにまとめます。

では

貴重なお時間をさいて見てくださりありがとうございました。

お疲れ様です。

何か御意見御感想があればよろしくお願いします。

あと、〇〇についてまとめてほしいというのがあれば、私なりにまとめてみようと思います。
私の勉強にもなりますので、要望があれば遠慮なく書き込みのほどよろしくです。
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減損会計②(短答)

減損会計
05 /22 2012
「では後半戦頑張りましょう^^」
(↑なんか講義みたいですねw)

後半は

~割引率~
~グルーピング~
~共用資産~
~のれん~
~会計処理~
~その他~

でしたね♪
案外後半の方が楽ですよ、「共用資産≒のれん」なので。
会計処理も少しですしね

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<減損会計>後半

~割引率~

・時間価値を反映した税引前の利率

・見積もりの反映

      将来CF・・・・・・時間価値だけ、無リスクの割引率
    ――――――
      割引率・・・・・・・時間価値とリスクの両方を反映


~グルーピング~

・大きさの設定
 →他の資産または資産グループのC・Fから概ね独立したC・Fを生み出す最小の単位

・連結F/Sにおいて連結の見地から再検討(持分法適用会社は除く)

参考)
・将来使用が見込まれていない遊休資産でも、重要な物については独立した資産または資産グループとして取り扱う。


~共用資産~

・共用資産にのれんは含まれない

・原則:より大きな単位
 容認:資産または資産グループに配分

・共用資産に減損の兆候があってもより大きな単位(又は資産または資産グループに配分後)で見た時に「より大きな単位<将来CF」なら認識しなくてよい。


~のれん~

・原則:より大きな単位
 容認:資産または資産グループに配分

・のれんの分割(事業が複数ある場合)
 →取得の対価が概ね独立して決定、かつ、取得後も内部管理上独立した業績報告が行われる単位で分割


~会計処理~

・戻入れ×

・表示
 原則:直接控除方式
 例外:独立(または合算)間接控除方式


~その他~
参考)
・土地の再評価による減損
 →再評価後の帳簿価額に基づき減損会計を適用 
 →減損部分に係る土地再評価差額金は繰越利益剰余金へ(剰余金の修正) 


以上

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計算論点や基本根拠部分(論文)は知っている前提で書いたので省いています。

共用資産やのれんは計算論点なのであまり短答理論では出しにくいんでしょうね。

これですべて網羅しているわけではないと思いますが、これ以上細かいところは必要ないと私は思っています。

貴重なお時間をさいて見てくださりありがとうございました。

お疲れ様です。

御意見御感想があればよろしくお願いします。

あと、〇〇についてまとめてほしいというのがあれば、私なりにまとめてみようと思います。
私の勉強にもなりますので、要望があれば遠慮なく書き込みのほどよろしくです。

減損会計①(短答)

減損会計
05 /22 2012
短答試験で出しやすい論点を列挙していこうと思います。

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<減損会計>前半
~概念~

他の会計基準に定めがある時
 →対象資産×(例:金融資産、繰延税金資産)

・投資額の回収可能性の評価
 →期末から将来の回収可能性を評価
  (投資期間全体の回収可能性の評価×

取得原価基準による臨時的な減額(時価基準×


~減損の兆候~(頭に入れておく←暗記までは要らない)

営業損益営業CF継続してマイナス
・回収可能性を著しく低下させる変化(見込み)
・経営環境の著しい悪化(見込み)
・市場価格の著しい下落


~減損の認識~

・日本      →蓋然性基準 戻入れ×
(・国際会計基準→経済性基準 戻入れ〇
 、、、割引前将来CFによる兆候の判定があるかないか

・減損が生じていても(回収可能価額>帳簿価額)、減損損失を認識しない場合がある


~将来CFの見積もり~

帳簿価額の回収可能性判定のため
 (資産の時価評価のため×

・見積もりの方法(最頻値法期待値法)は選択適用

・資産の使用計画あり見積もりに含める
 資産の使用計画なし見積もりに含めない

遊休資産維持のための設備投資含める

本社費等の間接費→含めない
利息、法人税等含めない例外あり

参考)
・製造設備を利用して生産した棚卸資産の売却収入
 →見積もりに含める
・資産除去債務を計上している場合→除去費用
 →見積もりに含めない(二重の認識をしないため)


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全てを一気にまとめると分量があるので、前半はこれくらいで。

~概念~
~減損の兆候~
~減損の認識~
~将来CFの見積もり~

後半は
~割引率~
~グルーピング~
~共用資産~
~のれん~
~会計処理~
~その他~

をまとめます。

御意見御感想があればよろしくお願いします。

あと、〇〇についてまとめてほしいというのがあれば、私なりにまとめてみようと思います。
私の勉強にもなりますので、要望があれば遠慮なく書き込みのほどよろしくです。

会計オタ

公認会計士になりたい!目指してる人!公認会計士にかかわる人!コメントよろしくです。